ドルとの相関関係があるもの色々

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前回までは、金の価格と通貨ペア関連性についてお話しましたが、金と同様に、原油価格や株式市場もドルとの相関関係が見られます。

①原油価格とドルの関係

原油価格にもいろいろありますがここではWTIの価格を中心にお話しします。
原油価格は基本的に需給で決まるといってよいでしょう。
従って、石油輸出国機構OPECやロシアなどの非OPECの動向が大きく左右します。
最近は米国のシェールオイルが産出されるようになって、今では世界最大の産油国となりました。
従って、原油価格が上昇すれば米国にとって貿易収支改善の要因になります。
一方で、ガソリン価格が上昇するとトランプ大統領は選挙に影響することから原油価格が高すぎるといったコメントもしています。

ただ、為替市場では原油価格が上昇すると産油国であるカナダドルや北海ブレンドを持つ英国ポンドなども買われるといった相関関係があります。
また、原油価格の動向は資源価格として同様だと市場が捉えることが多く、その時には豪ドルや南アランドといった通貨にも影響を与えることがよくみられます。

ドルとの相関としては基本的に原油は金と同様にドル建てで取引されます。
そのため、ドルが上昇すると原油価格は下落し、反対にドルが下落すると原油価格は上昇します。


②株式市場とドル円の相関関係

ドル円とNY株式市場の動向は非常に強い関係があります。
株式は基本的にリスク商品として捉えられるもので、株価が上昇するとドル円はリスクオンにより円安となるため上昇します。
反対に、リスクが高まると株価は下落しドル円も下落に転じます。NY株式市場と日経平均株価も基本的に連動します。
従って、NY株式市場が上昇するとドル円も上昇。
そして次の日の東京市場で日経平均株価もNY市場につられて上昇するためドル円は更に上昇するだろうと予想することができます。しかし、最近の日経平均株価とNY株式市場との連動性が低下しているので注意が必要です。


このようにドルやコモディティーそして株式との関係を知っておくことで相場がよく見えてくるということがお分かりになりましたでしょうか。
原油価格や、株価については、ニュースなどでもよくやっているので、ぜひこういう視点をもってニュースを見ていただくと、FX取引も有利にできるかと思います。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

金の特徴と通貨との関係

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前回のブログでお伝えしたこと以外でも、金には大きな特徴があります。それは通貨のように金利がつかないということです。
米ドルなどは保有していると金利がつくため、市場が安定しているときには金よりもドルを保有する方が有利になります。
このように米国金利動向も金価格に影響を与えることになります。
米国金利が上昇すれば投資目的として金は売られドルが買われることになります。
要するに金とドルは逆相関関係にあるということになります。

また、金が上昇すると当然金産出国の通貨が買われやすくなります。
金の産出量が多い国は中国を筆頭にオーストラリアや南アフリカなどが挙げられます。
中国は変動相場制ではないので除外しますが、資源国通貨としての豪ドルや南アランドなどは金価格の動向に敏感に反応します。
このように金価格の動向を毎日チェックすることで資源国通貨取引が面白くなります。

●ドル円と金の関係

日本の金価格は円の動向に大きく影響されます。
NYの金価格はドル建てで価格が表示されます。
例えば1トロイオンス1,500ドルといった具合です。従って、ドル円が上昇すると国内の金価格も上昇することになります。
例えばドル円が1ドル100円の時に1トロイオンスは1500×100円=150,000円になります。
もしドル円が120円に上昇すれば1500×120円=180,000円になります。
このようにドル円の動きだけで金の動きが変わってくるということになります。

今回お話したことは、知っているのと知らないのとでは違ってくると思うので、ぜひ金価格の動向もチェックしてみてくださいね。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

為替と連動するものは

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●ドルと金の連動制について

為替市場との連動性の高い市場があります。この関係を知ることで相場予想をするときに大いに役立ちます。
為替、特に基軸通貨である米ドルとの連動性が高いものとして挙げられるのは金や原油、そして株式などになります。

①金とドルの相関関係について

金とドルとの相関関係は他の商品と比べても非常に強く、統計的に見ると90%以上ともいわれます。
元々金や銀などの貴金属を用いて通貨が発行され流通していました。
金は一種の通貨であるといってよいかもしれません。無国籍通貨です。
その後は金本位制といって各国通貨の価値は金に裏付けられていました。

米国は第2次世界大戦後に世界一の金保有国となり、それを背景に米ドルを基軸通貨として固定為替相場制がスタートしました。
その後変動相場制に移行しましたが、今でも金は信頼性の高く、米ドルの代替として取引されることがよく見られます。
金はドル以上に安全通貨として認識されるもので、戦争など世界的リスクが高まるようなときには金の価格は上昇します。
反対に、市場が安定すると売られ始めます。
円が安全通貨として取引されるとの同じです。従って、円と金というのは同じような反応を示すことがよくあります。
要するにリスクが高まった時にドル円はドル買い円売りの動きが強まり下落に転じますし、同時に金が買われるという相関関係があります。あと、地政学的リスクなどは一時的な動きが多く、ドル円もすぐに買い戻されることになります。

今回は金と米ドルの相関関係についてお話しました。
次回は、金とその他の通貨の相関関係についてもお話しようと思います。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

旬の話題をテーマにトレードしようその3

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米中貿易摩擦を発端としたトランプ大統領による各国関税引き上げ合戦により景気減速懸念が広がったことで各国は緩和政策に転換。
各国の金利の引き下げ合戦が大きな相場のテーマとなりました。

こちらの、ドル円日足チャートを見てください。
ドル円日足チャート

FRBが引き締め政策の転換を示唆し始めたのが2019年2月のFOMC辺りからでした。
一旦はドル円が下落しましたが、その後は株価の上昇などから円安も同時に進行。
しかし、5月のFOMCで準備預金金利引き下げを実施したことで本格的に利下げが意識されました。トランプ大統領のFRBに対する利下げ発言も激しくなり始めました。この時FRBの利下げという材料がテーマとなりドル円は下落幅を拡大させていきます。
それぞれの通貨にもテーマがあり、それを早く見つけることが重要です。
何人かの要人発言や経済指標などが重なるとトレンドができ始めることがあります。
例えば、欧州経済指標が数回悪化が続いた時にECBのドラギ総裁がハト派的な発言に変わった時などです。
いち早くユーロ売りに入れるかがポイントになります。
同様に、そのテーマが終わった時に如何に早くポジションを手仕舞うかも重要です。

各通貨でそれぞれのテーマがあり、その流れに早く乗って、終わると判断したら早く降りることが大切です。
それには各国の経済指標や要人発言、そして政治や経済の記事にもできるだけ目を通しておくことでテーマのはじまりと終わりをいち早く見つけることができるようになります。

旬の話題をテーマにトレードしようその2

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旬な材料がどの程度の時間相場に影響するかを見極める必要があります。テーマの長さということです。
例えば要人発言で一時的に相場が振れた時も、一過性の話題であればすぐに終息してしまいます。

特に中長期的に影響を及ぼすような旬な材料によって、トレンドができることがあります。
そうすると、トレンドに乗ったトレードができるので長期ポジションを持つ人には特に意識して欲しいものです。
このような材料というのは相場のテーマになるもので、例えば米中貿易協議やブレグジット、そして金融緩和政策などです。
2016年6月に始まったブレグジット(EUからの英国離脱)問題は今もなお続いていますがマーケットは一巡。
ブレグジットによるポンドの下落は年末まで約半年間続き市場はほぼ織り込んだ格好となりました。
その半年後にトランプ氏が大統領に当選したことでテーマはブレグジットからトランプ政権に移ります。
トランプ政権ではロシア疑惑や予想外の発言などによるリスク回避の動きが強まることから全般に円買いに傾きやすくなるという特徴があります。
また、FRBに対する利下げ圧力やドル安誘導など口先介入のような発言などがあるとドル安と円高に傾くことが多くみられます。
しかし、ブレグジットも含めこれらは大きなトレンドが発生する材料というわけではありません。
ですが短期的にみると、反応しますので注意が必要です。

トランプ政策の中でトレンドをもたらすのは中国に対する関税引き上げから始まった米中貿易摩擦です。
それは貿易だけではなく軍事目的に使用される技術などにもおよび、米国は徹底的に構造改革を要求。
この流れは相当長く続く可能性があり、これは世界的な経済減速懸念を高め金融政策にも大きな影響を及ぼし始めます。
長期のトレンドですからその都度、関連性の高い旬の材料には円高に反応しやすいということを頭に入れておくようにしましょう。